学校法人朴沢学園は、令和6年、創立145周年を迎えます。その間に、プロスポーツ選手になるという大望を叶えた卒業生は、硬式野球、サッカーならびにバスケットボール分野を主に60名を超えるほどになっておきております。選手育成のみならず学生・生徒の多様な夢・志を実現すべく教育に邁進した結果、これまでに、体育・福祉関係教員、身体運動教育のできる保育士・幼稚園教諭、幼児から高齢者までの生涯スポーツの指導者、選手を支えるためのスポーツ栄養管理・怪我予防・情報分析等のスポーツ専門家、介護ロボットを駆使できる介護福祉専門家等、プロスポーツの世界はもとより社会に大きく貢献できる人材を数多く輩出して参りました。これからも本学園は、大志を抱いて飛躍を目指す若者の未来サポートに継続して取り組んで参ります。
明治12年、近代日本の草創期に、創始者は、「創意工夫ある実学(人材育成)教育」を建学の精神として、本学園を立ち上げ、県下随一の長い歴史と伝統を有して今に引き継がれております。
時代変遷の中、空襲による校舎全焼、大学新設の際の定員未充足による経営危機、東日本大震災被災など、幾多の困難を乗り越え、現在18歳以下人口の減少が加速する少子化による厳しい経営環境下にあっても、今後も継続して多様な学生・生徒にきめ細やかな教育を実施して参ります。
新たな試みとして仙台大学附属明成高等学校では、本格稼働した川平地区再整備事業で実現した最新鋭の教育環境下で数理・データサイエンスの視点を加味した7年間一貫の高大接続型の体育教員養成に取り組み挑戦して参ります。仙台大学においては、一昨年、東北の大学では初となる女子硬式野球部を発足させ、地域での野球教室を開催するなど、競技力向上だけでなく地域貢献をはじめ多面的に積極的な活動を展開しております。また地域創世の観点からクリケットの普及にも取り組んで参ります。本学園では、今後も学生・生徒の志望実現のために時流の変化へ果敢に挑戦し教育水準向上を目指し邁進して参ります。
本学園が、生き残りを賭けた戦いに勝ち残るためには、永続的な、世界水準の教育施設・設備および研究設備等の整備、時代に則した良質な教育環境の充実が必須となり、そのためには、皆様からのご支援がますます重要となって参ります。是非とも、ご高配を賜りたく、お願い申し上げる次第でございます。
本学園は「特定公益増進法人」および「税額控除法人」の指定を受けており税制上の優遇措置も活用いただけます。もとより、厳しい経営環境下ではありますが、時代の求めを的確に捉え、全学的に支出の無駄を排除し、そして、計画的に学園運営に取り組むことにより、安定した学園経営に邁進していく所存です。
本学園にご賛同いただけます皆々様に、広くご支援のお願いを申し上げます。